Katana [Bizenkoku-ju-Osafune Genzaemonnojo Sukesada][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-120222
Country(Kuni)・Era(Jidai): Bizen(Okayama)・Early Edo period about 1652~
Blade length(Cutting edge): 70.0cm
Curve(SORI): 1.5cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.10cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm
Habaki: Two parts, Gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Length of Koshirae : about 97cm
Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Jigane(Hada): Itame with Mokume
Temper patterns(Hamon): Choji-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Ichimai-boshi
Registration Card: Tokyo
【Additional Information】
安土桃山時代、備前鍛冶は、吉井川氾濫により多くの鍛冶場と刀工を失いました。室町後期の名工、与三左衛門尉祐定から数えて四代目にあたる横山藤四郎祐定の子の四人が、それぞれ祐定を名乗り独立、一家を興して長船鍛冶を復興しました。なかでも源左衛門尉家、七兵衛尉家、宗左衛門尉家は江戸時代を通じて繁栄し、現代まで「助定」の名跡は続いています。本作源左衛尉祐定の作品には、七兵衛尉祐定、宗左衛門尉祐定との三人合作が残っています。
本刀体配は、刃長が二尺三寸一分強。身幅と重ね共に尋常、反り適度に利き、ふくら豊かな中切っ先となる堂々とした刀姿です。地鉄は、板目が良く詰んだ鍛えに地沸が付き、細かな地景が入ります。刃文は、小沸出来で処々荒沸が付きます。室町期の祐定の作風を受け継ぎ、蟹の爪風の丁子刃を主として、矢筈風の刃、角互の目を交えて乱れて派手やかな焼刃となります。刃中には足・葉が入り、砂流しがかかって働きます。また処々に飛び焼き、棟焼きが入ります。前時代の長船祐定と比べて沸付きが強く、新刀期の備前鍛冶の風合いが色濃く表れて勇ましい様相を呈します。帽子は一枚帽子風となり棟まで深く返ります。茎は勝手下がり鑢目に仕上げ俗名を冠した刀工銘を刻します。拵は赤銅金具を中心で合わせます。鞘は黒呂塗に金粉を散らして柄前と合わせて総体、風雅な趣を備えた拵です。本作同工の祐定一門の作風を踏襲した傑出の出来栄えの逸品です。白鞘、金着せ二重はばき、打刀拵、特別保存刀剣鑑定書。
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