Katana [Echizen Yasutsugu][N.B.T.H.K] Hozon Token
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Stock number:KA-010216
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Hozon Token
Country・Period:Echizen-Musashi(Fukui-Tokyo)・Edo era 1624~
Blade length(Cutting edge): 69.4cm
Curve(SORI):1.8cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.0cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba):2.5cm
Habaki: Two parts, Gold foil Habaki
Length of Koshirae : About 106.5cm
Sword tang(Nakago): Kiriyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 2
Shape(Taihai): Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Ko-itame
Temper patterns(Hamon): Notare
Temper patterns in the point(Bohshi): Sugu turn Komaru
Registration Card: Okayama
【Additional Information】
二代康継(下坂市之丞)は、初代の子です。作品の列位は初代の最上作に続き高く、新刀上作、良業物に数えられます。晩年入道後は康悦と号します。越前康継、康継入道作、以南蛮鉄於武州江戸越前康継、などと銘を切ります。蒼紋を切るもの、記内の彫が有るもの現存します。初代は近江国(滋賀県)坂田郡下坂の出身で,越前福井に移住し松平家の抱え鍛冶となります。はじめ肥後大掾下坂と名乗りましたが、慶長11年ごろ,徳川家康、秀忠により江戸に召し出されて作刀し、康の字を賜り康継と改名します。以後徳川将軍家の抱え鍛冶となり、康継銘は幕末まで代々続きます。二代康継は初代と同じく、隔年ごとに江戸に出府して幕府の御用を勤めていました。元和九年からは幕命に依り江戸に定住して鍛刀しました。初代、二代は沸の強い相州物の作風を得意とします。三代目からは江戸と越前に分派し、江戸では江戸三代を継いで以降十二代続き、越前に於いては四郎右衛門が越前三代となり九代まで続き繁栄しました。
本作は、越前二代と極められた相当に出来が良い御刀です。体配は、二寸二寸九分というほぼ常寸の刃長で、身幅広く元先ともに確りとして、反りが適当に利く姿が良い御刀です。地鉄は板目肌が良く練れて繊細な肌具合となって地沸が付く強靭な鍛の地鉄です。刃文は中直刃基調に湾れで、匂い深く小沸が厚く付いて荒沸が縁に輝く素直で美しい刃紋です。刃中には砂流し金線がかかって働きも盛んです。刃中の明るさと冴えは抜群と言える一振です。帽子は、先掃き掛けるようにして小丸へ返ります。附の茶石目塗巴家紋散打刀拵は波濤図の一作金具でまとめられた秀作です。内外ともによくまとまった非常に立派な作品です。二代越前康継の出来が良く見栄えがする、生ぶい拵がついた逸品です。拵金着二重はばき。時代拵(附)、白鞘(附)、保存刀剣鑑定書。
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