Katana [Inoue Shinkai](Ouwazamono) [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-090216
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Settsu(Osaka)・Edo era 1680
Blade length(Cutting edge): 62.7cm
Curve(SORI): 1.3cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.05cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.73cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.2cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Sujikai file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Itame with Jinie
Temper patterns(Hamon): Gunome-midare with Konie
Temper patterns in the point(Bohshi): Komaru
Registration Card: Chiba 1951
【Additional Information】
井上真改は、初代和泉守国貞の次男として寛永七年(1630)に生まれ、父国貞没後二代目を継ぎました。慶安ころは父の代作代銘を切り、その流れで初銘は父と同じ和泉守国貞です。承応元年に和泉守を受領して、万治四年(1661)朝廷より菊紋を茎にきることを許され、寛文十二年八月以降は(1672)井上真改と改銘しました。彼は東の虎徹、西の真改と助広、大坂正宗とも賞賛され、冴えた刃文で津田越前守助広と共に大阪新刀を代表する双璧と称えられています。また刀は利き味も優れるとされて業物に名を連ねます。ここに御案内します御刀は、名刀図鑑に所載品の一級品です。
体配から、刃長は二尺を超え、身幅、重ねは共に尋常。研ぎによる減りや、形の崩れが感じられず姿健全な御刀です。地鉄は板目肌流れ心の練れた鍛えに、地沸微塵について、映りが立ちます。刃紋は直ぐで焼きだす互の目乱れ刃紋で、小沸出来で匂い柔らかく一際深く、常にも増して地刃の沸が厚くつき刃方へ煙込んで、刃味はよく冴えております。沸の妙が遺憾なく発揮された井上真改の典型的な刃です。砂流しに、長い金線が走り刃中の働きも豊富で見所は多く、地刃共に明るく冴えた御刀で見ていて飽きることがありません。鋩子はそのまま掃き掛けて小丸へ返ります。茎は生ぶで、鑢目筋違い、立派に菊紋と銘を深く確りと刻しています。延宝期に鍛刀した刀に国指定品が、重要文化財2振と重要美術品5振のあわせて9振が認定されています。本品も同時期である延宝8年の作であり、本工の卓越した技量と技が如何なく発揮されて、地刃共に明るく冴えた井上真改の優良なる一振です。特別保存刀剣鑑定書
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