Tsuba [Kumagaya-ha Unryu-zu Tsuba][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Tousougu

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Stock number:TU-020315

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Tousougu

Country・Era:Edo era

Unryuu-zu Tsuba
堅丸形 鉄磨地 毛彫 金銀布目象嵌 鋤残土手耳

Length: 7.8cm
Width:7.4cm
Thickness:0.46cm
Weight:147g

In paulownia wood box

[Additional Information]

熊谷派は、源兵衛義次(兄)と源七義之(弟)の兄弟が有名で生国は陸前国仙台である。ともに出府して、肥後藩細川家の藩工に召し出され、細川家より扶持を受けて四谷で開業する。当時より移住地にちなんで江戸肥後あるいは四谷肥後ともいわれ、幕末の時流に投じて、この一派はその名を知られていた。門人には肥後の西垣勘左衛門(同家五代と六代)や庄内の船田義信、一琴の親子等がおり、養子に熊谷一之がいる。兄の義次は、慶応元年に七十一歳で生存していたことが作品より確認でき、明治初期まで生存したものと考えれる。本作は型丸形の造込みに大洲浜を赤銅で埋め、鉄磨地で仕立てている。龍は鱗のない雨龍を金布目象嵌、雲は表、裏に銀布目象嵌とし、華やかである。また耳は、鋤残土手耳に銀布目象嵌を施して、すべてに江戸肥後の特徴が出た優鍔である。鑑賞に於いても楽しめ、また肥後拵に架けては一層引き立つ拵が出来るでしょう。

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