Wakizashi [Suishinshi Masahide] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

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Stock number:WA-070320

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Era(Jidai): Musashi(Tokyo)・Late Edo period 1814

Blade length(Cutting edge): 47cm
Curve(SORI): 1cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.34cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.86cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.85cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: One parts, Gold foil Habaki
Sword tang(Nakago):Unaltered,Sujikaiyasuri with Keshoyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana):1

Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune
Jigane(Hada): Komokume
Temper patterns(Hamon): Midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Sugu turn Komaru
Registration Card: Saitama

【Additional Information】

正秀は寛延三年出羽国の生まれ。明和八年、二十二歳の時に武州下原吉英門となり、初期には宅英、英國と銘を切りました。その後、安永三年に故郷の藩主である出羽国秋元家に仕官し、川部儀八郎正秀から、水心子正日出・水心子正秀と銘を改め、文政元年にはさらに天秀と銘しました。水心子正秀は新々刀の生みの親とも言われている先駆者で、鍛刀技術の革新に尽力し、旧来の鍛刀法を一変する復古鍛錬法を提唱しました。彼は自らも名匠とうたわれて、その正秀の主張に賛同した刀工が全国各地から集まるようになりました。大親分的性格に加え、刀剣学者でもありました正秀は、大慶直胤、細川正義、長運斎綱俊らをはじめ百余名にも及ぶ刀匠を養成しました。現代刀工にも、水心子の流れを汲む流派が少なくないようです。特に初期作には、大阪物の写しを得意とした津田越前守助廣を写した名作があります。水心子正秀の刀は勝海舟が愛刀としていたことでも有名です。正秀は自著に生涯の作刀369口と書いており。現存確認ができている刀が100振ほどであることなどから本刀も脇差ながら貴重な遺作であると言えます。正日出は新々刀期における一大教育者として幾多の門弟達を養成し、多くの名工を門下に輩出させた新々刀期屈指の名工です。
体配は、一尺五寸弱の刃長に、身幅広く重ねは尋常。非常にバランスがよく均整がとれた姿が美しい脇差です。地鉄は杢目肌で地沸がついて明るく冴え地景が現れます。刃紋は直刃がやや湾れ加減になる刃紋で、匂口が締まり心に小沸がつき明るく冴えます。刃中には金線が働くなどし、流石、最上工ならではの巧みな業が存分に示されています。帽子は、そのまま小丸へ返ります。茎は生ぶで錆味良好で刻銘が鮮明で見事な保存状態です。この水心子正日出は姿の良さと地金の美しさがたまらない御刀で、そこに茎の良さも相まり、手にしてなるほど納得。魅力タップリな新々刀最上作、水心子正秀の脇差の優品です。白鞘、金着一重はばき。特別保存刀剣鑑定書。

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