Katana [Mumei(Kanemitsu)(Saijo-O-wazamono)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

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Stock number:KA-030423

Paper(Certificate):  [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Era(Jidai): Bizen(Okayama)・Nanbokucho period about 1334~

Blade length(Cutting edge): 63.2cm
Curve(SORI):  1.4cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.12cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.59cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.75cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Kiriyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 2
Length of Koshirae:  about 102cm

Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Jigane(Hada): Itame and mokume with Midare-utsuri
Temper patterns(Hamon): Gunome-midare, Ko-choji,Kataochi-gunome
Temper patterns in the point(Bohshi): Midarekomi then komaru round tip
Registration Card: Tokyo

【Additional Information】

南北朝時代は朝廷を二分した争乱の時代であり、その影響は日本刀においても例外なく波及しました。太刀の姿、一層身幅広く、切っ先大きく延び、短刀も同様に身幅広いものが好まれました。このような動きには同時期の「婆娑羅(ばさら)」と呼ばれる実力主義、粋でいて派手、華美な服装や品物などを好む美意識、社会的・文化的な流行が起因していたとされます。当時の長船派にあっては、長船派の正系、初代光忠より数えて四代目である本作 兼光が惣領として槌を振るっています。作刀期間は、元亨頃(1321)から貞治頃(1362)までとみられ、その中でも貞和頃(1350)を境として作風に大きな変容が見られます。それまでの直調、角互の目、片落ち互の目などの父 景光の作を踏襲した或いは類似した作風と比して、相州正宗の作風を継承した大振りで、湾れを主調としたものへと変化していきます。これら相州伝を加味して、地刃に沸を強調したものを「相伝備前」と称します。当時の鍛法に新風を取り入れつつ、長船派のみならず時代を牽引した同工は、相伝備前を代表する刀工として長船長義と双璧を成して古来より名高く、中古刀最上作、最上大業物位列14工の一人に数えられます。
本刀体配は、刃長が二尺〇八分半。身幅広く、重ねは薄く、反り適度に利き、中切っ先が延びる堂々とした南北朝期の力強い刀姿です。表裏には棒樋を掻通します。地鉄は板目肌が流れ心で杢目を交え、総体肌良く表れます。地沸良く付き、細かな地景が肌目に沿って入り、乱れ映りが立つ、極めて精良に鍛えられた地鉄を呈します。刃文は小沸本位の互の目乱れを主体として、尖り刃、小丁子、また父景光の作風である片落ち風互の目などを交えて、処々腰開き心となり、華やかな乱れを示し、匂口極めて明るくよく冴えます。刃中には、小足・葉が入り、地中の働きが刃縁にかかり、金線となって掛かるなどして、働き盛んであります。帽子は湾れ心に乱れ込み先小丸へ返ります。拵は青貝微塵塗鞘で青貝が総体綺麗に輝き、派手やかで、上質な金具と合わせて品格のある一作が附きます。本作、相伝備前を代表する長船兼光の作品で、地刃の出来から相州伝を強く意識した作刀へと変化する直前、過渡期の一振ではないかと推察されます。同一刀工の作風の変化や、時代色を示した鍛刀技術が顕著に感じられ、「日本刀」本来の興趣を強く感じられる至高の名品です。白鞘、金着二重はばき、青貝微塵塗鞘打刀拵、特別保存刀剣鑑定書。

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