Katana [Tsuda Echizenno-kami Sukehiro](Ouwazamono)(Saijyousaku) [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

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Stock number:KA-070216

Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Settsu・Edo era  1658

Blade length(Cutting edge): 59.7cm
Curve(SORI): 1.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.17cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.78cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.6cm
Habaki: One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1

Shape(Taihai): Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Itame with Jinie
Temper patterns(Hamon): Gunome and Choji-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Sugu ni Komaru
Registration Card: Saitama・1951

【Additional Information】
大阪新刀を代表する津田越前守助廣は、長曽弥虎徹、井上真改などと並び新刀を代表する名工の一人で、その作品は新刀最上作に名を連ね、更に山田浅右衛門吉睦の試し斬りによる切れ味の等級においても大業物に列せられております。特に大坂新刀特有の華麗な作風が支持されて、刃の冴えと明るさは新刀屈指とも云われています。津田越前守助廣は寛文14年(1637年)摂州打出村(現在の芦屋)に生まれました。通称、甚之丞といい、初代そぼろ助廣門に学び、明暦元年、師の没後2代を継ぎました。明暦3年越前守を受領し、寛文7年には大阪城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天和二年(1682年)に四十六歳で没しています。作風は初期に、石堂風の丁子乱れを、ついで互の目乱れを焼き、さらに濤乱乱れという独特な刃紋を創始するに至り、一世を風靡しました。そしてこの新作風は当時の大阪新刀のみならず新々刀期の諸工に至るまで大きな影響を与えています。助廣の濤乱乱れは角かかった刃が交じるものが多く見られ、刃中には荒目の沸やムラ沸が付くこと極めて少なく、金線、砂流しも比較的目立たないものです。本作もまさにその通りで、匂いが深く、沸粒が揃って良く沸づき、地刃が明るく冴えるなど、津田越前守助廣の本領がよく示された一口で、地刃共に健全で優れた出来の優作です。
体配は、1尺9寸7分と長い脇指で、当時は刀として使われていたものになります。一見して刀に一歩も譲らない風格があり、身幅元先確りとした姿が美しい御刀です。鍛肌は、板目詰んで地沸が細かく一面に付き、地景入る冴えた地鉄です。刃紋は、直ぐで焼きだして、互の目が乱れて処々に丁子刃が交じる刃紋です。匂い深く小沸がよく付き明るく映えます。刃中には、足長く、また葉入り、砂流しが掛かります。鋩子は直ぐで小丸へ返り、先は掃き掛けます。茎は生ぶで、錆味良く、鑢目、刻銘ともに茎仕立ては言うこと無しで保存状態も合わせて良好、茎千両の状態です。流石は大阪新刀の巨匠の作品。本刀は津田越前守助廣の若打の一振で、覇気があり、助廣が本領がよく示された、地刃共に冴えた特筆ものの優品です。埼玉県166番は、紛れも無く大名家の登録品であることを物語る若番号です。白鞘、金着せ一重はばき。特別保存刀剣鑑定書。

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