Tanto [Fujita Kengo Nagahiro] [N.B.T.H.K Hozon Token]

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Stock No:SWA-060220

Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
Country(Kuni)/Period(Jidai): Suo(Yamaguchi), Late Edo period 1863

Blade length(Cutting edge): 26.9cm
Curve(SORI): 0.2cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.48cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.68cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.10cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Sword tang(Nakago): Unaltered, Kiri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Length of Koshirae: About 41cm
Registration Card: Hyogo

 

【Additional Information】

長州住藤田永弘作の短刀です。長州住藤田永弘は毛利家の刀匠です。藤田永弘は腕前の良い刀匠として有名です。名は藤田徳次郎。加賀介祐永の門人です。真竜子とも号し、江戸時代の慶応頃に活躍しました。はじめ長門萩で打ち、元治元年防州山口に移住。永弘は大変器用な人で火縄銃も造りました。当店でも過去にお取り扱いの経緯がございます。名工といわれる人は何を作っても上手なもので、近代の作家さんを見ても同じことを感じます。器用な人は仕事もお料理も何をやらしても秀でていて才能とは凡人には得難いものなのだとつくづく思います。
本作の短刀は、刃長が八寸七分ほどで、地鉄は板目肌に杢目肌が現れる鍛で地沸が付きます。刃紋は小沸出来の互の目乱れを焼いています。刃中は明るく足、葉が働きます。帽子は小丸へ深々と返ります。姿が実にきれいで、地金刃紋ともに秀抜の出来栄えを示した短刀です。外装は写真の通りで、通常の塗拵よりも手間がかかったものです。鞘はいりこ鞘になっており、内部のいりこが汚れたときに交換できるように作られています。はばきは黒檀です。手間暇惜しまずつくられた拵です。あえて白さやと記さづ拵とさせていただきました。

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