Wakizashi [Osafune-Morikage] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

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Stock number:WA-040420

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
Country(Kuni)・Era(Jidai): Bizen (Okayama)・Nambokucho era about 1362~

Blade length(Cutting edge): 56.0cm
Curve(SORI): 1.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.95cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.71cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.55cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.65cm
Sword tang(Nakago): Kiri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana):3

Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune,Chu-kissaki
Jigane(Hada): Itame with Chikei
Temper patterns(Hamon):Notare and Gunome
Temper patterns in the point(Bohshi):Komaru
Registration Card: Aichi

【Additional Information】

盛景は近年の研究では長船派の真長、近景につづく系統で、同時代の正系の長船兼光とは系統を異にすると考えられています。これらは鎌倉中期から南北朝時代初期にかけて山城国猪熊通大宮より備前国大宮に移住したことより始まる一派を云い、盛景、助盛、盛重、盛利、師景、らが代表工とされています。祖であると云われてきた国盛が作品存在しないことから、盛景が事実上の祖と云われています。同時期には備前兼光一門と競い合い、豪快な相伝備前の色彩濃い作品を残しますが、山城伝の作品もあり、刃文も湾れを基調とした互の目乱れ刃紋から、青江風の直刃と多彩です。室町期に近づくと、他の長船ものと、ほぼ同様な作柄となります。
本作体配は大磨上無銘となれど、刃長が一尺八寸五分弱で、元先の身幅、重ね共に確りとした見事な脇差です。南北朝期には、いかなる勇壮な姿の御刀であったことか、今の姿から推測が出来ます。地鉄は、板目の鍛着部に沿って地斑(じふ)肌よく現れ野趣があり、地沸つき、地景入り、淡く映も現れます。刃紋、湾れを基調とした互の目丁子乱れ刃紋で変化に富み、刃縁には細かい小沸ついてよく冴え、刃中、小足、湯走、葉入り、金筋、砂流しかかり盛んに働きます。帽子は、表裏ともに乱れ込んで小丸へ極浅く返ります。茎は大磨上、鑢目は切で、目釘穴が三個、うち一つは鉛で埋められています。長船盛景、大宮派の特色をよく示した、恐らく限りなく南北朝に近い時期の雅趣あふれる御刀で、650年余りの長き時代を経てきた御刀と考えると、保存状態は申し分なく良好であり、見ていて感心させられます。白鞘、金着せ一重はばき。特別保存刀剣鑑定書

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