Katana[Shoji-chikuzen-daijo Taikei Fuji Naotane(Taikei Naotane)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

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Stock number:KA-020222

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Era(Jidai): Musashi(Tokyo)・Late Edo period 1824

Blade length(Cutting edge): 69.0cm
Curve(SORI): 1.8cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.14cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.84cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.50cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.65cm
Habaki: One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Sujikaiyasuri with Keshoyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1

Shape(Taihai): Chu-kissaki, Shinogizukuri, Iorimune
Jigane(Hada): Koitame with Jinie,Chikei
Temper patterns(Hamon): Gunome and Choji,Togariba
Temper patterns in the point(Bohshi):  Line enters slightly Notare then Komaru round tip
Registration Card: Tokyo

【Additional Information】

大慶直胤は本名を荘司(庄司)蓑兵衛、大慶と号しました。安永七年、出羽国山形に生まれ。造大慶直胤、大慶直胤造、荘司箕兵衛大慶直胤、出羽国住人大慶庄司直胤、直胤、美濃守直胤などの銘を切ります。水心子正秀の門に入り、初期は涛乱乱れに始まり、丁字乱れの備前伝、柾目肌の大和伝、尖り刃を交えた美濃伝、大乱れの相州伝、中直刃の山城伝を焼き、器用な直胤は五箇伝の伝法全てに通じ、特に備前伝、相州伝に於いて傑出した作品を多く遺し、その技量は新々刀期の刀工中随一と言われています。姿豪壮な作品に大乱相州伝があり、板目肌の中に渦巻肌を現す様は直胤独特の手癖です。山形藩主 秋元家に仕えて文政四年~五年頃に筑前大掾を受領し、寛永元年には美濃守を受領。作刀期間は五十年にも及びます。刀身の彫刻がある刀には本荘義胤の作が多く現存します。同工の類まれなる技能を見込んだ権力者からの要望多く、同工は日本各地を巡って鍛刀しています。鍛刀した刀剣には鍛刀地の地名を刻印するものがあり、判明しているものだけで十六ヶ所を数えています。
本作、身幅、重ね尋常に、反りが適度に利いて中切っ先となる刀姿です。鍛えはよく練られた小板目で肌がよく現れて地沸がつき、処々に地景を交える強靭な鍛えです。特に地鉄は欠点がなく綺麗で、五箇伝全てに通ずる同工の技量の高さを十二分に示しています。刃文は互の目を主として、丁子刃、尖り刃を交えて華やかに乱れる焼刃となります。刃中には足・葉、長い金線が入り盛んに働きます。帽子は湾れて先小丸に返ります。茎は化粧鑢を丁寧に仕立て、堂々たる銘を刻します。本刀、大慶直胤の文政七年の作。同工の鍛刀技術は師の水心子正秀に匹敵するとも、越えたとも両様説を有しますが、本品においては後者であって、同工の特色、鍛刀美技を顕現に示された誠に派手かな傑作刀であります。白鞘、金一重はばき、特別保存刀剣鑑定書。

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