Wakizashi [Iesuke(Osafune)] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:WA-020123
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
Country(Kuni)・Era(Jidai): Bizen (Okayama)・Early Muromachi period 1394~
Blade length(Cutting edge): 45.0cm
Curve(SORI): 1.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.52cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.57cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.15cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.45cm
Sword tang(Nakago):Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana):2
Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune,Ko-kissaki
Jigane(Hada):Itame and Mokume
Temper patterns(Hamon): Gunome-midare
Temper patterns in the point(Bohshi):Midarekomi then Komaru round tip
Registration Card: Kanagawa
【Additional Information】
備前国は古来刀剣の産地として名高く、長船派、畠田派、福岡一文字、片山一文字、吉井派などの刀工が鎌倉時代から室町時代にかけて存在ました。本作は室町時代初期の応永備前と呼ばれる備前刀で、盛光、康光を中心に師光・経家・家助などが高名です。応永備前には復古的な作風をしめすものが多く、作風は鎌倉時代への復古にあったとみられ、太刀姿や丁刃の再現にそれが窺われ、格調高い作風を展開しています。なお、先反りが加わった姿と、刃紋は、互の目丁子乱れの刃紋が現れるものが多く総体に華やかであり、この時期の備前鍛冶の作風となります。
本作の家助は、大宮盛景門人と伝わっている小反り派に属する名工です。在銘には応永を刻すものが残っていません。そのため、応永頃の家助を事実上の中興の祖としています。以降は文明(1469~86)頃の四代まで続きました。応永頃の家助は太刀のほかに寸が短い打刀の作品、後代の作品には小脇指や寸延短刀が多く現存します。家助は古来より「家を助く」と、縁起良い銘と云われ、延寿や寿命などと同じく武家で大変珍重されてきました。現代においても家の守り刀として求められるお客様は多く、商売をしている御方にもぴったりの逸品となります。
本刀体配は、刃長が一尺四寸八分半で、元先の身幅が確りして、重ねは尋常。姿が美しい御刀です。表裏に棒樋を彫り茎尻まで掻き通します。地鉄は板目に杢の交じる整った美しい地鉄で、映りが現われます。刃紋は小沸出来の互の目乱れで派手さがあり上々の出来栄えです。帽子は乱れて小丸へ返ります。茎は生ぶで保存状態は最良です。本品は応永備前の復古的な格調高い作風を示した家助在銘の一振です。白鞘、金着二重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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