Katana [Suishinshi Masahide] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

¥ 2,800,000

Stock number:KA-060524

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
Country(Kuni)・Era(Jidai): Musashi(Tokyo)・ Late Edo period  1813

Blade length(Cutting edge):  69.6cm
Curve(SORI): 1.70cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.16cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.66cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm
Habaki: Two parts, Gold foil Habaki
Sword tang(Nakago):Keshoyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana):1

Shape(Taihai): Shobuzukuri, Iorimune
Jigane(Hada): Ko-itame
Temper patterns(Hamon): Suguha
Temper patterns in the point(Bohshi): Sugu then komaru round tip
Registration Card: Saga

【Additional Information】

正秀は寛延三年出羽国の生まれ。明和八年、二十二歳の時に武州下原吉英門となり、初期には宅英、英國と銘を切りました。その後、安永三年に故郷の藩主である出羽国秋元家に仕官し、川部儀八郎正秀から、水心子正秀と銘を改め、文政元年にはさらに天秀と銘しました。水心子正秀は新々刀の生みの親とも言われている先駆者で、鍛刀技術の革新に尽力し、旧来の鍛刀法を一変する復古鍛錬法を提唱しました。彼は自らも名匠とうたわれて、その正秀の主張に賛同した刀工が全国各地から集まるようになりました。大親分的性格に加え、刀剣学者でもあった正秀は、大慶直胤、細川正義、長運斎綱俊らをはじめ百余名にも及ぶ刀匠を養成しました。現代刀工にも、水心子の流れを汲む流派は少なくありません。特に初期作には、大阪物の写しを得意とした津田越前守助廣を写した名作があります。水心子正秀の刀は勝海舟が愛刀としていたことでも有名です。正秀は自著に生涯の作刀369口と書いており、現存確認ができている刀が100振ほどであることなどから、本刀は貴重な遺作であると言えるでしょう。
本作体配は、刃長が二尺二寸九分半で、身幅、重ね共に尋常、反り適度で、中切っ先がやや延び心となる健全で力感のある刀姿です。地鉄は小板目肌で、同工の高い技量を示した精良な鍛です。刃文は直刃で、沸よく付き、明るく冴えます。帽子はそのまま直ぐで先小丸へ返ります。茎は生ぶ、化粧鑢がかかり、刀工銘と年紀が切られます。江戸三作に列せられる新々刀期の代表工 水心子正秀の一口。 本刀は健全な体躯に直刃を焼き、地鉄は潤いに富んで出来栄えの良い同工の貴重な優刀です。

SKU: KA-060524

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