Katana [Sasyuu Masayosi](Shinshintou Jyoujyousaku)[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-010213
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Satsuma(Kagoshima)・Edo era 1778
Blade length(Cutting edge): 66.6cm
Curve(SORI): 1.4cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.26cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.7cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.65cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.6cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Katteagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Itame with Jinie and Chikei
Temper patterns(Hamon): Notare and Gunome
Temper patterns in the point(Bohshi): Resembling Kaen,Komaru with Hakikake
Registration Card: Tokyo
【Additional Information】
薩州住正良は二代:伊地知正良の子で、享保18年(1733)生まれ。名は伊地知右衛門。薩州住正良、薩摩官工平正良、伯耆守平朝臣正幸などと銘を切ります。二代正良に鍛刀の技を学び、波平伝と相州伝の鍛造を習得します。父没後三代目を継いで正良と名乗ります。天明四年(1784)に薩摩藩工に命じられ寛政元年(1789)十二月一日、奥大和守元平と時を同じくして「伯耆守」を受領し、「正良」の名を嫡男に譲り、自らは正幸(刻銘、伯耆守平朝臣正幸)と改めました。文政二年、八十七年の長寿で没するまで地道に鍛刀を続け、また研究熱心であった正幸は刀剣鍛練の著書をしるし、多くの弟子を教育し多くの功績を残したことで江戸の水心子正秀と共に並び称賛されています。彼は父祖に優る才量を示し、元平ともに薩摩新々刀を代表する刀工で共に双璧と称される名工です。
本刀体配は、長さ2尺2寸。身幅たっぷりで、ちょうど一刀両断、薩摩藩示現流の刀を思わせる、いかにも物切れしそうな姿となり、地鉄は板目に地沸がついて地景が現れる強固な鉄となります。刃紋は沸出来の湾れ刃に互の目を交え匂深く荒沸が盛んについて、砂流し、金線を交え、さらに芋蔓という独特の金筋様のものが絡みよく働きます。刃は非常に明るく冴えており、薩摩新々刀の双璧と云われた名工ぶりが見てとれます。鋩子は掃きかけて火焔風となるなど同作の特徴を良く現わしています。茎は生ぶ。金着せはばき。特別保存刀剣鑑定書。本作は安永七年の鍛刀で、正良がちょうど41歳と油がのりきった頃の作品であり、薩州住正良の特徴と円熟した技量が顕現に示された生ぶ茎、地刃共に健全な傑作です。
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