Katana [Tanbanokami-Fujiwara-Terukado][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-030420
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Era(Jidai): Mino・Edo era about 1661~
Blade length(Cutting edge): 63.0cm
Curve(SORI): 1.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.2cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.74cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba):2.8cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.66cm
Length of Koshirae : about 94cm
Habaki: One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 2
Shape(Taihai): Chu-kissaki, Shinogizukuri, Iorimune
Jigane(Hada): Koitame
Temper patterns(Hamon): Notare
Temper patterns in the point(Bohshi): Komaru
Registration Card: Kanagawa
【Additional Information】
丹波守藤原照門は宗九朗といい、美濃伝関七流の善定家に属し、俗名を善定惣右衛門と称しました。初銘は兼門で、善定家の頭領であった氏房が名古屋に移住すると後を継いで関鍛冶の鍛冶頭を務めました。新撰組局長の近藤勇の愛刀としても知られる丹波守藤原照門は万治1658年頃の関を代表する刀工です。はじめ丹波大掾を任官し、万治2年丹波守を受領すると同時に照門と改銘しました。当時照門はなかなかの人気工であったため、於関善定作之のほか、武州於江戸以南蛮鉄作之 、於桑名以地金下作之など、各地に出向いて作刀したことが遺作の茎に刻されて残ります。照門を名乗ったのは一代限りで次代からは兼門銘に復しその銘は現代まで続きます。
本刀は二尺をやや超える刃長で、表裏に二本樋を彫り上げた注文刀と思われる入念作。出来が宜しい御刀です。地鉄は小板目が無地風になるまで細密に詰み細かな地にえが付き、刃紋は湾刃紋で、匂口が冴えて明るく、刃中に金線、砂流しが働くなど上々の出来を示しています。帽子はそのまま先掃きかけるように小丸へ返ります。茎は鑢目が深く残り刻銘も鮮明で保存状態は良好です。附の黒呂塗蒔絵家紋散鞘打刀拵は桐紋が配され、金具も上等なものが付いた上品なものです。内外そろって見栄えが良い丹波守藤原照門の秀作刀です。白鞘、黒呂塗蒔絵家紋散鞘打刀拵、金着せ一重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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