Wakizashi [Omi-Daijyo Fujiwara Tadahiro] [N.B.T.H.K Hozon Token]

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Stock No:SWA-100120

Paper(Certificate): NBTHK Hozon Token
Country(Kuni)/Period(Jidai):Hizen(Saga), Edo era 1651

Blade length(Cutting edge): 56.5cm
Curve(SORI): 1.5cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.96cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.63cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.42cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.45cm
Sword tang(Nakago):  Unaltered,Kiriyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 3
Registration Card: Kyoto

【Additional Information】

近江大掾忠廣は初代肥前國忠吉の子で、幼名は平作郎。彼が十九歳の時、寛永九年八月に父忠吉が六十一歳で没した為、若くして家督を継ぎましたが、既に一流刀工としての技を得とくしており、一門を統率して家名を盛り立てたと伝えられています。こうして一人立ちした平作郎は、父と同じく新左衛門と名を改めて、佐賀藩工として鍋島勝茂に仕えました。寛永十八年には近江大掾を受領。近江大掾忠廣は刀剣需要の多い時期に佐賀藩工として門弟を統率しながら数々の優れた作品を残しました。近江大掾忠廣の知名度は高く、大業物に列位するほど切れ味の性能にも優れ、現代に於いても超人気刀匠に数えられます。貞享三年、嫡子陸奥守忠吉(三代目)の亡き後は孫の近江大掾忠吉(四代目)を指導、元禄六年五月、八十歳の高齢をもって天寿を全う、作刀期間は六十有余年、肥前刀の名を世に高らしめた稀代の名工です。
本刀は、刃長が一尺八寸六分四厘と、刀に迫る長さの御刀で、肥前の上作らしく姿が抜群で手持ちが良い一振です。地金は小板目肌深く錬れて極詰んだ潤いのある小糠肌となります。これは肥前刀肌と云われる近江大掾忠廣特有の肌合いです。刃文は最も得意とする小沸が帯状について明るい匂いが連なる直刃を焼いています。茎下が切となりますが鑢目も刻銘もキッチリと残るなどして保存状態は良好です。本刀のように健全である作品は貴重であると思います。近江大掾忠廣、同工の特色が顕著に示されており出来映えも上々。保存刀剣と鑑定された脇差の優品です。新刀上々作、大業物、 白鞘、金着せ二重はばき。

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