Katana [Bizen-Koku-Jyu-Osafune-Sukesada] [N.B.T.H.K] Hozon Token
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Stock number:KA-040820
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Hozon Token
Country・Period:Okayama・ Azuchimomoyama period 1574
Blade length(Cutting edge): 72.4cm
Curve(SORI):2.4cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.39cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba):2.7cm
Habaki: One parts, Gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered, Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Itame with Utsuri
Temper patterns(Hamon): Notare
Temper patterns in the point(Bohshi): Notare turn Komaru
Registration Card: Tokyo
【Additional Information】
天正二年(1505年)の祐定である。戦国時代真っただ中に鍛刀された刀です。翌年の天正3年5月には設楽原で織田信長軍と徳川家康軍が武田勝頼軍と激突。長篠の合戦が行われたました。天正期は織田信長が天下統一に向けて動き出した時代です。備前祐定は末備前を代表する刀工です。祐定銘を切る刀工は60人を超えていたとも言われています。その中で俗名与三左衛門とした祐定が最も高名で優れた技術を持っていたとされており、その作刀は末古刀最上作に列せられています。戦国時代には大量の刀が必要だった為に、数もの束刀と、上級武将からの注文打ちがハッキリと分けられて作られていました。備前刀の大まかな判断として、備州長船、、年紀無し、小ぶりは束刀が多く、備前国住長船、、、確りとした体配で年紀が入るものは大体が注文品ということが出来ると思います。本品は備前国住長船祐定作 天正二年八月日とあることから当時の高名な武将の帯刀であったと推測されます。
本刀体配は、刃長が二尺三寸九分ほどで、反りが深く利いて姿が良く、身幅元先落ちず、重ねも肉置きもしっかりとした、この時期の遺作としては、かなり健全に伝えられた一口です。地鉄は板目肌が練れて乱れ映りが立ちます。刃紋は沸も複雑に絡んで渾然一体となる湾れ基調の刃紋で、物打あたりは焼き幅を高めて互の目調になります。刃中には、葉、金筋や砂流しを盛んに交え働きます。帽子は湾れて小丸へ返ります。茎は雰囲気が良く銘ぶりも立派なものです。この刀は常に見る祐定より非常に活発な働きを示していて見ごたえのある逸品です。筋が通った御刀であり、是非ともお奨めしたい備前刀の優品の一振であります。白鞘、金着せ一重はばき、保存刀剣鑑定書。
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