Katana [Oku Yamato-no-kami Motohira][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock No:KA-080223
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Period(Jidai): Satsuma (Kagoshima)・Late Edo period 1804
Blade length(Cutting edge): 75.5cm
Curve(SORI): 2.4cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.52cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.81cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.90cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.65cm
Habaki:One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago):Unaltered, Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Shinogizukuri,Iorimune,Chu-kissaki
Jigane(Hada): Itame and Mokume, with Jinie and Chikei. It is like a Matsukawa-hada
Temper patterns(Hamon): Togari-gunome and Ko-notare with Kinsuji and Kinsen
Temper patterns in the point(Bohshi): Midare then komaru round tip
Registration Card: Tokyo
【Additional Information】
奥大和守平朝臣元平。名を奥孝左衛門といい、延享元年十月に奥元直の長男として生まれ、天明五年、三十八歳にして薩摩藩工となります。寛政元年十二月に大和守を受領して鍛刀に励みつつ、遠方から薩摩の元平を尋ね入門した多くの門弟にその鍛刀技術を伝授しました。元平は長命で文政九年七月十五日、八十四才で没しました。老いて尚、腕前は確かであり、亡くなる前年の八十三歳までの作品にも優れた刀を残されています。元平は伯耆守正幸と共に薩摩新々刀の双璧と言われ、薩摩新々刀屈指の名工です。
本作体配は二尺四寸九分と長寸で、身幅広く、重ね確りとし、反りよく利き、ふくら豊かな中切っ先が延び心の堂々たる刀姿であります。地鉄は板目肌に杢目を交え、一部流れ心、地沸よく付き、総体肌目に沿って地景が強く太く入ってうねり、松皮肌風に肌良く現れ、力感に富む精良な鍛肌を呈します。刃文は尖り互の目乱れを主として処々小湾れが交じり、匂口深く、沸良く付いて爛々と冴えます。地中の働きが刃中にも同様に現れ、金筋・金線などが長くかかって盛んに働きます。帽子はそのまま乱れ込み先小丸へ返ります。茎は勝手下がり鑢目で仕立て、刀工銘と年紀をを刻します。上質な鋼を用い鍛えられた事が伺え、ねっとりとして艶があり、風合いの良い鉄味であります。本刀、薩摩新々刀の雄 奥元平の傑出の一口。鍛肌に幾重にも絡む地景は、本工の特徴的な作風を示し、焼刃と相まって覇気に満ちた秀抜の名品であります。白鞘、金着一重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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