Katana [Satsuma Kankou Taira-no Masayoshi(Houki-no-kami Masayuki)][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-110523
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Era(Jidai): Satsuma(Kagoshima)・Late Edo period 1783
Blade length(Cutting edge): 62.0cm
Curve(SORI): 1.2cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.04cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.73cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: Two parts, silver foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Katteagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Length of Koshirae : about 95.5cm
Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Engraving: Bohi on each side
Jigane(Hada): Itame
Temper patterns(Hamon): Togari-gunome
Temper patterns in the point(Bohshi): Notare then komaru round tip
Registration Card: Tokyo
【Additional Information】
薩摩正良は二代伊地知正良の子で、享保18年(1733)に生まれ。名は伊地知右衛門。二代正良に鍛刀の技を学び、波平伝と相州伝の鍛造を習得します。父没後三代目を継いで正良と名乗ります。天明四年(1784)に薩摩藩工に命じられ、寛政元年(1789)十二月一日、奥大和守元平と時を同じくして「伯耆守」を受領し、「正良」の名を嫡男に譲り、自らは正幸(刻銘、伯耆守平朝臣正幸)と銘を改めました。文政元年(1818) 86歳の長寿で没するまで地道に鍛刀を続け、また研究熱心であった正幸は刀剣鍛練の著書をしるし、多くの弟子を教育したことで多大な功績を残しました。江戸の水心子正秀と共に並び称賛されています。彼は父祖に優る才気な技量を示し、元平ともに薩摩新々刀を代表する刀工で共に双璧と称される名工です。
本作体配は、刃長が二尺五分弱で、身幅、重ねも共に尋常、反り適度で、中切っ先が僅かに伸びた、鋭利で力感のある刀姿です。表裏には棒樋の彫刻を施します。地鉄は、板目肌が良く詰んで地沸付く精強な鍛であります。刃文は、尖り互の目が派手やかに乱れ、刃縁に荒い沸が付いて、明るく冴えます。刃中には葉入り、一部に飛び焼き、砂流し、湯走りなどがかかって、覇気に富んだ刃文となります。帽子は勢いを抑えて、湾れて先小丸へ返ります。茎は生ぶ、勝手上がり鑢がかかり、銘と年紀が切られます。本作は、薩摩正良(正幸)の入念作です。銘を改める前から、高技量であったと伺える薩摩新々刀らしい勢い盛んな作風の同工の秀作であります。銀着二重はばき、黒石目地塗鞘拵、特別保存刀剣鑑定書。
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