katana [Kotobuki Den Dewa-daijo Kunimichi] [N.T.H.K Nihon Token Hozon Kai]
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Stock No:SKA-080121
Paper(Certificate): NTHK Nihon Token Hozon Kai
Country(Kuni)/Period(Jidai): Yamashiro(Kyoto),Early Edo period about 1624~
Blade length(Cutting edge): 70.5cm
Curve(SORI): 1.6cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.06cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.65cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm
Sword tang(Nakago):Unaltered, Kiri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Registration Card: Tokyo
【Additional Information】
国路は新刀鍛冶の祖堀川国広門下の高弟の一人で、国広没後の慶長十八年三月以降、慶長十九年から元和元年の間に「出羽大掾」を受領した云われています。国路の作には、のたれ込んで先の尖ったいわゆる三品風の帽子が多いことや、初期作に「国道」と刻し、“道”の字を使うこと、晩年には「来」を冠しているものなどがあることから三品家と何らかの関係があったと推測せられます。国広門下中随一の器用人で、備前伝以外にも各伝を上手にこなしており、とりわけ相州伝を最も得意で志津写し、左文字写しなどにも傑作が残っています。
本作刃長は二尺三寸三分。身幅重ね尋常に、反りが適度に利いた中切っ先やや延びる刀姿です。地鉄は板目肌で、肌が良く現れて、地沸がつきます。焼刃は匂深く、やわらかに冴えます。刃文は互の目を主体に尖り刃を交え、処々高低がつき、表裏一貫して派手やかな乱れを魅せます。刃中には、地の働きがそのまま金筋となり盛んに働きます。帽子は直ぐで小丸に返ります。本刀、地刃の出来栄えから、鑑定極めの刀工(出羽大掾国路)に恥じない出来口で、地刃から感ずる技量の高さはさることながら、丁寧な切鑢が施された茎に「寿」の一字のみを刻す仕立ては、他に類を見ない稀有なものです。誠に縁起が良く御家の御守刀としておすすめしたい御刀です。
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