Tsuba [Kyo-kinko Kikka-sukashi Tsuba][N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
¥ 430,000
Stock number:TU-010718
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
Country・Era:Edo era
Kikka-sukashi Tsuba
菊花形、赤銅魚子地、鋤出彫、陰透、鋤残耳
《Big Size Tsuba》
Length: 7.43cm
Width: 6.97cm
Thickness: 0.38cm
Weight: 91g
《Small Size Tsuba》
Length: 6.77cm
Width: 6.39cm
Thickness: 0.39cm
Weight: 78g
In paulownia wood box
[Additional Information]
京金工は、比較的新しい時代に生まれた用語で後藤宗家、埋忠家、正阿弥派、一宮家、大月家、岡本、山崎、細野、綾小路、上杉の名家があり、足利将軍、豊臣秀吉、江戸時代に入っても活躍した金工が多い。この大小鍔は、質の良い赤銅地に魚子を細かく打ち整然としている。画題は、菊の花を陰透とし、耳を鋤残して菊花形としているのも洒落ている。江戸中期位の物と思われ、後藤の流れを汲む金工であろう。菊は、キク科の多年草で、原産は中国大陸であるが、古い時代から観賞用として栽培され、梅、竹、蘭とともに四君子の一つに数えられている。また、中国では延命の植物として扱われ、今から二千数百年も前に「菊慈童」と言う不老不死の物語も生まれている。わが国では陰暦の九月を菊月と称し、長寿を祝う重陽の節句という行事が行われている。