Tsuba [Akagiken Motoharu Utsuyama-zu Tsuba][N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
¥ 180,000
Stock number:TU-072513
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
Country・Era:Edo era
Utsuyama-zu Tsuba
堅丸形 鉄石目地 鋤出彫 金布目象嵌 鋤残土手耳 両櫃孔
Length:7.46cm
Width:7.1cm
Thickness:0.4cm
Weight:106g
In paulownia wood box
赤城軒元春は、泰山氏。後に分家独立して加藤木氏を名乗ります。初代元孚の弟です。銘文に見る正長図とは伊藤正長のことで幕府抱え工となり伊藤派の創始者でもあります。作品を見る限り伊藤派の手法をいかんなく発揮しています。本鍔の画題となっている宇津山とは、今の静岡県静岡市と志太(しだ)郡岡部(おかべ)町との境にある山。南側に宇津谷 (うつのや)峠があり、東海道中の難所として有名。「宇都山」とも書きます。「駿河なる宇津の山べのうつつにも夢にも人に逢(あ)はぬなりけり」(『伊勢 物語』)〈⇒するがなる…。〉のように、「うつ」が同音であることから、「うつつ」を導き出す語としても使われます。