Tsuba [Myochin Hachi-kikyo-mon sukashi Tsuba][N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
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Stock number:TU-080915
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K]Hozon Tousougu
Country・Era:Edo era
Hachi-kikyo-mon sukashi Tsuba
八ツ木瓜形 鉄地 鋤下彫 陰透 丸耳
Length: 7.21cm
Width: 6.91cm
Thickness: 0.39cm
Weight: 78g
In paulownia wood box
[Additional Information]
明珍家は元来甲冑工を本職とし、傍ら鍔の製作をした者で、それらの鍔を古甲冑師、甲冑師と呼称して在銘品は稀である。すなわち明珍派が主流で工人の数も、もっと多く、ついで早乙女、春田、蓬莱、岩井、馬面、長曽祢、根尾、左近士、紀州などの諸分派がある。江戸時代に入ると各地に移住し羽州、加賀、越前、駿河、土佐で繁栄をみる。越前明珍吉久は江戸時代の明珍中では優秀な技量の持ち主で、越前松平家の抱工として十代の間、同名が連綿として続いた家柄で、寛文四年に没した吉久を初代として、文久三年に没した吉久が十代目である。本作は、良く鍛錬された鉄地に桔梗紋を八箇所透し、鋤下彫としている。やや小振りな様相ながら引き締まった姿形に時代を感じ、江戸初期頃の越前明珍と思われる。
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