Wakizashi [Kisyu-Yasuhiro] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token

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Stock number:WA-040320

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Touken
Country(Kuni)・Era(Jidai): Ki (Wakayama)・Edo era about 1661~

Blade length(Cutting edge): 54.8cm
Curve(SORI): 1.6cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.20cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.84cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.75cm
Habaki: One parts, Silver foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Sujikai file pattern

Rivet Holes(Mekugiana):1

Shape(Taihai): Chu-kissaki, Shinogizukuri, Iorimune
Jigane(Hada): Koitame with Jinie
Temper patterns(Hamon): Gunome
Temper patterns in the point(Bohshi): Sugu turn Komaru
Registration Card: Nagano

【Additional Information】

於紀州安広は紀州を代表する刀工で、本名は富田三郎兵衛といいます。新撰組一番隊組長沖田総司の佩刀で名高い「大和守安定」の実父にあたります。また、紀州安廣は平安城安廣ともいい、平安城正俊の師でもあります。安廣は元和六年(1620年)に近江から紀州へと移り住み、寛永十三年(1636年)に紀州藩のお抱え藩工となりましたが、正保元年(1644年)に紀州藩を御役御免となりました。正保三年(1646年)に子である安定と共に江戸に下った後、慶安三年(1650年)に京都に入り、承応三年(1654年)に京で没しました。於紀州安廣の他、紀州住安廣、紀伊國安廣、紀州和歌山住安廣、武州住安廣などと刻銘された作品が残ります。安廣は直焼きだしがある互の目丁子刃紋を得意とする刀工で、菊紋を切る作品もあります。
本作は、よく練れた地鉄に互の目乱れ刃紋を焼いた脇差です。体配は刃長が一尺八寸、身幅重ねがしっかりとし中切先が延びる姿の脇差で至って健体です。地鉄は小板目肌が練れてしっとりとした大阪地鉄を思わせる綺麗な地鉄です。刃文は、匂口明るく冴えて小沸がつく、直ぐで焼きだし互の目乱れになる華やかな刃紋となります。帽子は直ぐ調子となり先掃きかけて小丸へ返ります。茎は生ぶで銘が立派に残ります。本刀は紀州安広の真価が余すところ無く発揮された拵付きの優脇差です。白鞘、附 黒石目塗鞘脇差拵、特別保存刀剣鑑定。

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