Wakizashi [Echizen-no-kami Sukehiro][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token

¥ 2,500,000

Stock No:WA-090122

Paper(Certificate): [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)/Period(Jidai): Settsu (Osaka)/Early Edo period about 1655~

Blade length(Cutting edge): 55.15cm
Curve(SORI): 0.9cm
Width at the hamachi(Moto-Haba):3.06cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.50cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Sword tang(Nakago):Unaltered,Sujikai file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1

Length of Koshirae :about 78cm

Shape(Taihai): Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Ko-itame
Temper patterns(Hamon): O-Gunome-Midare and Choji Toranba
Temper patterns in the point(Bohshi): Midarekomi then Komaru round tip

【Additional Information】

大阪新刀を代表する越前守助廣は、長曽弥虎徹、井上真改などと並び新刀を代表する名工の一人です。同工は新刀最上作に名を連ね、更に山田浅右衛門吉睦の試し斬りによる切れ味の等級においても大業物に列せられております。特に大坂新刀特有の華麗な作風が支持されて、刃の冴えと明るさは新刀屈指とも云われています。津田越前守助廣は寛永十四年(1637年)摂州打出村(現在の芦屋)に生まれました。通称、甚之丞といい、初代そぼろ助廣に鍛刀を学び、明暦元年、師の没後二代を継ぎました。明暦三年(1657年) 越前守を受領し、寛文七年には大阪城代青山因幡守宗俊に召し抱えられ、天和二年(1682年)に四十六歳で没しています。初期の作風は、そぼろ助廣に類似し、石堂風の丁子乱れ、互の目乱れを焼き、後に濤乱乱れという独特な刃文を創始するに至り、一世を風靡しました。同工は大阪新刀のみならず新々刀期の諸工に至るまで大きな影響を与えた名工中の名工です。
本刀は刃長が一尺八寸二分。元先やや幅差つき、反り加減が適度、フクラ豊かな中切っ先となる刀姿です。良く練られた鍛え肌は小板目肌で、地沸つき、細かな地景が入り、精良で潤いのある肌となり誠に綺麗です。刃文は小沸出来の丁子乱れを主として互の目、尖り刃を交えます。ほぼ等間隔に高低がつく乱れた焼刃は、同工創始の濤瀾刃を思わせます。帽子はそのまま乱れ込み先小丸へ返ります。茎も状態良く残り、良い錆味を見せています。銘に添えられた「以地鉄研」とは、作刀する一振に合わせ、鉄材を適切な炭素量に調節する作業を行う事とされ、同工が材料にも強いこだわりを持っていた事が伺えます。附いている拵も興趣が感じられる優品です。本作は大阪新刀の代表刀工 越前守助廣の優刀であり、若打ちながら地刃より、この時分から既に優れた力量を持ち合わせていたと強く印象付ける一口であります。附 黒漆変塗鞘脇差拵、白鞘、金着せ二重はばき、特別保存刀剣鑑定書。