Katana [Ko-Mihara][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-010123
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Bingo (Hiroshima)・Late Kamakura period~Nanbokucho period
Blade length(Cutting edge): 69.4cm
Curve(SORI): 1.8cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.92cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.67cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.55cm
Thickness at the Saki-Kasane:0.55cm
Habaki: One parts, gold Habaki
Sword tang(Nakago): Kiriyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 4
Registration Card: Nigata
【Additional Information】
備後国の「古三原」に極められた優刀です。三原派は備後国に居住した一派で、鎌倉末期より室町時代末期に至るまで繁栄しました。鎌倉末期から南北朝期の作を古三原と、室町時代の物を末三原と総称します。大和の寺社領であった関系から、作風は大和気質が色濃く現れた柾交じりの地鉄に直刃を焼いた大和伝の特色が顕著なもので、本国大和より地刃の沸えが柔らかく、地鉄はやや白気立った映りが現れるとろが見所となります。正家・正廣などが著名工ですが、在名作は少なく最近の研究では鎌倉末期の国分寺助国を始祖とする説もあります。備後は備前・備中の両国に近く、良質の鉄を産出したことでも知られ、鉄味優れた作品が多く残されています。
本作体配は、刃長が二尺二寸九分強。身幅重ね共に尋常で、反りが適度で中切っ先となる姿が綺麗な刀姿です。地鉄は板目肌よく詰み、杢目を交えます。刃寄りは流れ心となり映りが表れます。焼刃は匂勝ちの直刃で、処々湾れを交え、匂口柔らかに明るく冴えます。帽子はそのまま直ぐで先小丸へ僅かに返ります。茎は磨上げながらも悪い錆びはついておらず、落ち着きのある錆味です。鎌倉時代後期から南北朝時代の作品とみられる本刀。鍛え肌は潤いがある古風な風合いを纏い、焼刃は切っ先まで脱力する事なく焼かれ、総体優美な同一派の秀作としてご紹介致します。
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