Katana [Bisyu-Mihara Masahisa] [N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-090116
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Bingo(Hiroshima)・Muromachi era 1533
Blade length(Cutting edge): 69.0cm
Curve(SORI): 2.5cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.35cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.8cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.5cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Hirazukuri,Marumune
Engraving: Bohi on each side
Jitetsu(Hada): Itame with Jinie
Temper patterns(Hamon): Notare
Temper patterns in the point(Bohshi): Komaru
Registration Card: Yamaguchi
【Additional Information】
貝三原とは現在の、尾道市北部の尾道市木ノ庄町木梨、更に北に八キロの尾道市御調町貝ヶ原付近を指し、ここで南北朝期から室町時代末期に至るまで非常に栄えた備後鍛冶刀工群を総称して貝三原、三原と呼んでいます。正久、正興、正賀、正盛、正廣、正真、正近などの名が良く知られています。
本作の正久は備州三原正久作、備州三原住正久作、備州三原住正久、備州三原住貝正久作などと長銘を切り、天文元年、天文二年、天文八年の年記が入った作品を残しています。現存作品が少ない刀匠です。一振り一振りが資料的にも大変貴重な遺作となります。本刀は天文二年八月日の裏年記もきっちりと彫られた備州三原正久入念の代表作品です。三原ものと称される刀は戦時に量産されたものも多く、一般的には作位の上がらないものもありますが、この正久は全く別物であり、見所が多い一振りです。作風もと特異なもので注文打と考えられる彼の代表作品です。
本作、体配は、身幅広く重ねは尋常。珍しい平造りの刀で、棟は丸棟、表裏に棒樋を刻してハバキ上で丸留します。地鉄は板目肌がよく練れてはばき元より映りが立ちます。刃紋は湾れを主体にした小沸出来の明るく冴えた刃紋に、葉連なり二重刃風になるところ有り、飛焼きを交えます。刃中には砂流し掛かり、金線がしきりに働く誠に覇気を感じる焼刃です。働きも抜群で刀工の腕前の高さが伺いしれる御刀です。鋩子はそのまま小丸へ返ります。茎は、錆び味、銘ぶり共に保存状態は良好であり、刀姿も合わせて総じて健全といえる一振です。広島県、尾道、三原に由縁のお客様にはもちろんですが、本当に楽しめる御刀でありますから当店が自信をもってお奨めいたします。金着せ二重はばき。
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