Tsuba [Tadatoki Tai Hone-sukashi Daisyou Tsuba][N.B.T.H.K] Hozon Tousougu

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Stock number:TU-120519

Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
Country・Era: Edo era

Tai Hone-sukashi Daisyou Tsuba
竪丸形 鉄地 肉彫地透 丸耳

《Big Size Tsuba》
Length: 7.69cm
Width: 7.40cm
Thickness: 0.53cm
Weight: 82g

《Small Size Tsuba》
Length: 7.43cm
Width: 7.12cm
Thickness: 0.52cm
Weight: 72g

In paulownia wood box

【Additional Information】

赤坂派の起源は、京都の鍔商雁金屋彦平衛が江戸へ移住に際し、京都の鍔工中から三人を選び出したのが初代忠正、庄右衛門、三代正虎(忠虎)、庄左衛門の三人で寛永頃(1624~)から九代目幕末まで連綿と継承繁栄をした。四代目忠時から赤坂派の在銘品を見る。赤坂系図では四代目にあたるが、在銘の忠時としては初代である。彦十郎と言い忠宗(晩年の銘か)とも名乗り、その在職期間は三十数年に及ぶものと考えられる。この系流の作品には彦十郎のみ切銘する事もあり、そのためにこの初代忠時を親彦、先彦などと古人は呼称した。雁金屋彦兵衛の実子で宝永年間(1704~)に先代の養子となって赤坂派鍔工の棟梁となったと旧書に記し伝えている。本作は、堅丸形の造込みに鉄地を肉彫地透にしている。画題は鯛の骨を十尾ほど透かしており、初めて見る人には何だかよく分からない抽象画のようなものである。しかし、昔から縁起物として扱われ、財布に入れるとお金が貯まると言われる。地鉄も良く錬れ、スッキリした鯛の骨の構図は珍しく初代忠時、二代忠時あたりの作品に思われ鑑賞に値するものである。

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