Antique Gun[Hinawajyu Bajyou-Tanzutsu]
Out of Stock
Stock number:GU-030811
Country・Era:Edo era
種別: 火縄式銃砲
銘文: 無銘
全長: 45.7cm 銃身長: 27.3cm 口径:1.2cm
登録: 東京都
【Additional Information】
この銃は片手で打つ、火縄式馬上短筒です。サイズは全長が45.7センチ。馬上短筒は江戸期でも一般に所持できる銃ではありませんでした。当時も幕府による銃規制のようなものがあり、刃物以外の武器で幕府管理下にある長筒以外、これら銃の所持は御法度であったようです。ですから、銃身に銘を切ることはありませんし、本作品のように無銘であることが当然な訳であります。口径は1.2センチ。殺傷威力は十分に兼ね備えた銃です。身分ある人の護身銃としての需要で影製作されたものと思われます。細筒、中筒、馬上筒、大筒とある中で、大筒に次いで現存数は少ないのが短筒であり現存品は貴重です。
本品は、抜群のスタイルと、極めて良好な保存状態が魅力たっぷりな馬上短筒です。鉄部には嫌な朽ち込みがなく、八角のオクタゴンバレルも筋がピチッと立ち、すっきりとして、銃口回りの柑子も筋立てが美しく、これ以上の銃身を望む余地がないほど上等な出来栄えです。火バサミは、鉄で、縄を挟む部分が真鍮で合わせられており、火薬による傷み予防に講じられた策でしょうか、見えにくい箇所に繊細な気配りを感じる作りです。木床も、経年の小当たり以外に何も傷みが無く、相当に大切にして伝えられて来たことが判る素性も良いであろう一丁です。カラクリは完全に作動します。銃口から、火皿穴までも完全に貫通。尾栓も傷みが無く、スムーズに外れます。通常は射撃のショックで必ずと言ってよいほど、生じてしまう銃葉部分上部の亀裂も見られませんし、火薬による朽ちも同様なことから、あまり発射歴が無い銃とも推されます。前装銃射撃協会に所属の御客様で、上段者の御客様でしたら、このまま直ぐに愛銃になる一丁です。現存数が少ない馬上短筒でありながら、ここまで状態が良いものは本当に稀です。本品のように癖が無い、オーソドックスなスタイルの銃は握りやすく、バランスが良いのでよく手に馴染み飽きが来ません。飾り台は付属しません。
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