Katana [Ikkansai Sigemasa・Mukansa] [N.B.T.H.K]Hozon Token
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Stock number:KA-080416
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K]Hozon Token
Country・Era:Tokyo・Syowa era 1944
Blade length(Cutting edge): 66.6cm
Curve(SORI): 2.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.35cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.6cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kiriyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Hirazukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Itame with Jinie and Chikei
Temper patterns(Hamon): Choji-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Komaru
Registration Card: Yamanashi
【Additional Information】
一貫斎繁政は、本名を酒井寛といい、明治38年、静岡市音羽町に酒井安次郎(刀匠の宮口正寿の弟)の三男として生まれます。大正10年笠間繁継師に入門します。15年近い修行を経た繁政は笠間繁継より繁の一字をもらいます。初銘は繁正。後に繁政に改銘します。昭和8年より、靖国神社の日本刀鍛錬会や大倉日本刀鍛錬所にて作刀しました。昭和16年、東京都板橋区にて独立し。陸軍受命刀匠の認定を受け、更に、昭和19年には、海軍受命刀匠の認定も受けます。戦後は一貫斎繁政と名乗り精力的に鍛刀を続け、(財)日本美術刀剣保存協会の無鑑査に認定されました。平成8年91才で逝去。一貫斎繁政は戦前戦後の日本刀史に深く名を刻む誉れ高い名匠です。
本刀は海軍受命刀匠に任命された年に鍛刀された作で、当時の常寸である二尺二寸の刃長に、身幅たっぷりと広く、平肉もついた豪壮な姿を示した御刀です。地鉄は評判の通り上手いもので、板目肌が練れて流れ心となり地沸が付く強い鍛地です。刃紋は繁正が得意な小沸出来で逆掛かる丁子刃を焼いています。刃中には足よく入り、刃縁には砂流し金線が掛かり盛んに働きます。帽子はそのまま先掃き掛けて小丸へ返ります。切鑢目地仕立ての茎には太く力強い刻銘が刻まれています。この刀一見してただ者では無い御方の注文品に見えます。何故ならば、出来もさることながら、昭和19年ころの刀を見るに、これだけ丹精こめた作品が極めて少ないからです。海軍刀匠にも任ぜられた一貫斎繁正が最盛期に造った刀であることも一つの要因かも知れませんが、本作、間違えなく繁正の代表作品であると見受けられます。一貫斎繁正の傑作刀です。白鞘、金着一重はばき。保存刀剣鑑定書。
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