Katana [Bizen-no-suke Fujiwara Munetsugu(Koyama Munetsugu)][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-110322
Country(Kuni)・Era(Jidai): Musashi(Tokyo)・Late Edo period 1865
Blade length(Cutting edge): 70.7cm
Curve(SORI): 1.5cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.21cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.73cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.55cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.50cm
Habaki: Two parts, Gold foil Habaki
Length of Koshirae : about 102.5cm
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kiriyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Jigane(Hada): Ko-itame
Temper patterns(Hamon): Gunome-choji-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Notare then Ko-Maru round tip
Registration Card: Hyogo
【Additional Information】
備前介藤原宗次(固山宗次)は、享和三年(1803年)奥州白河(現 福島県)に生まれました。俗名を宗兵衛(惣兵衛)といい、兄に宗平・宗俊がいます。銘には精良斎、一専斎とも号します。同工は初め白河松平家の抱え工でしたが、天保頃に出府して加藤綱英の門人となり、桑名藩工として江戸麻布永坂四谷左門町にて鍛刀しました。師である加藤綱英の他、同門の加藤綱俊にも影響を受けていたとされます。弘化二年(1846年)に備前介を受領し、明治初年頃まで作品が確認されています。茎鑢目は安政七年より切に改めています。作風のほどんどが得意の備前伝で、新々刀上々作、大変著名な刀工です。
本作体配は二尺三寸三分半、身幅、重ね確りとして、反り程適度、切っ先ややフクラ枯れ心に延びた力強い刀姿。よく練られた地鉄は小板目肌で地沸付き、よく澄んで瑞々しく同工らしい鍛えとなります。刃文は沸出来の互の目丁子乱れ。沸良く付いて明るく冴え、処々に荒沸が付いて覇気があります。刃中には足、葉が入り盛んに働きます。帽子は湾れて先小丸へ返ります。茎は切鑢目で仕立て、刀工銘と年紀を刻します。同工の作品には截断銘が添えられた作品多く残ります。試切を生業とする山田家と深く交流があって、その結果次第を製作の創意工夫に取り入れたと考えられ、鍛法の深遠に心血を注いだ同工の研究の程を伺い知れます。本刀、備前介藤原宗次(固山宗次)の傑出の逸品です。同工の名品は特に地鉄が綺麗で、本作も、澄み渡る鍛え肌と華やかな焼刃とが相まって、惹きつけられる優刀です。白鞘、金着一重はばき、打刀拵、特別保存刀剣鑑定書。
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