Katana [Enju Kunihide][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-110422
Country(Kuni)・Era(Jidai): Higo (Kumamoto)・Late Edo period 1804
Blade length(Cutting edge): 77.3cm
Curve(SORI): 2.1cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.21cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.81cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.50cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm
Habaki: One parts, Gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Sujikaiyasuri with Keshoyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Jigane(Hada): Itame with Mokume
Temper patterns(Hamon): Gunome-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Notare then Ko-Maru round tip
Registration Card: Hokkaido
【Additional Information】
肥後国延寿派は、大和来派・弘村の子で、山城の来国行の孫の延寿太郎国村を祖とし、鎌倉末期から南北朝期に菊池一族の招きにより肥後菊池に移り、以後同国菊地郡隈府の地に於いて大いに繁栄しました。同田貫もその末裔であると云われています。本作国秀は本名を田中寿助といい、肥後細川藩の藩工で、延寿派の末裔です。初め薩摩の藩工、伯耆守正幸に学び、後に江戸に出て水心子正秀の門人となります。水心子正秀の高い技量を継承し、直刃においても延寿派の伝統的な作域が見て取れ上手です。「延寿国秀」「東肥國日出」等と銘を切ります。
本刀は注文打ちの堂々たる一口です。体配は、刃長が二尺五寸五分弱と長寸で、身幅は尋常、重ね厚く、反り深い、中切っ先が大きく延びた、鋭く豪壮な刀姿です。地鉄は良く練られて、総体に肌がよく表れます。板目肌に杢目交じり、刃寄りは流れ心の柾風となります。刃文は小沸本位の互の目乱れで、焼頭が揃い乱れます。処々、地中の働きが刃中に入り、金線、砂流しとなって盛んに働きます。帽子は、乱れ込み先小丸へ返ります。茎は生ぶで、丁寧な化粧鑢がかかり、刀工銘と年紀、注文銘が刻されます。古刀期より連綿と続いた延寿一派の末尾を飾る同工の上出来の一口です。地鉄は肌がよく表れて、総体見所に富んだ優刀としてご紹介致します。白鞘、金着せ一重はばき。特別保存刀剣鑑定書。
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