Tanto [Sengo (Muramasa School)][N.B.T.H.K] Hozon Token & Tokubetu Hozon Tousougu

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Stock number:TA-030222

Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]  Hozon Token / Koshirae: Tokubetsu Hozon Tousougu
Country・Era:Ise(Mie)・Muromachi era  about  1521~

Blade length(Cutting edge): 22.2cm
Curve(SORI): 0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.79cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.55cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 1.9cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.45cm
Length of Koshirae : about 34cm
Habaki: One parts, Gold Foil Habaki
Sword tang(Nakago):
Rivet Holes(Mekugiana): 3

Shape(Taihai):Hirazukuri, Iorimune
Engraving: Front:Kemmakiryu Back:Fudomyoo
Jigane(Hada): Itame
Temper patterns(Hamon):Gunome
Temper patterns in the point(Bohshi):Komaru
Registration Card: Tokyo

【Additional Information】

本品は、村正を含める千子派と極められた短刀です。千子とは村正をもって著名であり、この短刀は村正個銘極めでないものの、一見して千子村正そのものと十分に納得が行く小ぶりな短刀です。
千子(村正)は古くは貞治(南北朝期)より銘鑑に名を連ねます。現存する在銘品は室町時代後期に入ってから見られます。年期の入ったものは文亀から天文までの五十年間に及び、この間、初、二代あるとも云われています。この時期の俗名は、右衛門尉と言い刀が少なく短刀、寸延短刀を多く見ます。江戸期になると、徳川家に気づかいし、千子(村正)銘が消され無銘とされたり、あるいは廣正や村重などと改銘されて伝えられたもが多いです。特徴的な焼刃の構成や茎の仕立、切れ味の良さから妖刀村正と称され、末古刀愛好家に人気が有ります
本刀は、七寸三分半ほど頃合いな刃長の短刀で、身幅重ねは尋常。濃密な彫刻が見栄え良い姿美しい短刀です。地鉄は、板目肌練れて刃寄りは流れ心となり棟寄りには映りが立つ潤いがある地金です。刃紋は直ぐに互の目が乱れる刃紋で沸よく付き、千子(村正)の掟の通り、刃先が掛けだしそうに低く焼く刃ありて、表裏の刃紋が揃います。刃中には砂流し等働き、よく冴えます。帽子はそのまま素直に小丸へ返ります。本作は無銘ながら刀剣の代名詞とも云われる伊勢国、千子村正そのものと十分に納得が行く見応え有る一振りです。この短刀には、銀一作の金具が立派で、鞘には千鳥の銀象嵌が施されるなど、時代の高級な短刀拵が附しております。拵は別途の鑑定証をとりました。本品は内外そろった千子村正の優短刀です。白鞘、黒漆塗群千鳥図銀平文鞘合口拵、金着一重はばき。保存刀剣鑑定書、特別保存刀装具鑑定書。

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