Tantou [Kawachi Kunihira & Yanagimura Senjyu]

Out of Stock

Stock number:TA-090416

Country・Era:Nara・ Syowa era  1980

Blade length(Cutting edge): 26.0cm
Curve(SORI): 0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.76cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.72cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.3cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.6cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana):1

Shape(Taihai): Hirazukuri,Mitsumune
Engraving: plum blossoms
Jitetsu(Hada): Mokume
Temper patterns(Hamon): Gunome
Temper patterns in the point(Bohshi): Komaru
Registration Card: Nara

【Additional Information】
(河内国平)http://www.mugenkan.com/page1_1.html
(柳村仙寿)http://www.nihonntou.net/newpage5.htm
河内国平刀匠は、十四代河内守国助の次男として1941年に大阪で出生します。1966年、関西大学法学部卒業後、人間国宝宮入昭平(後の行平)に入門し相州伝を習得します。1972年に独立し東吉野村平野に鍛刀場を設立。その後、1975年に「佐藤栄作名誉会長賞」、1978年に「毎日新聞社賞」、1979年に「最高賞高松宮賞」、1980年と1981年に「薫山賞」、1983年に「全日本刀匠会会長賞」、1986年に「日本美術刀剣保存協会会長賞」、1987年に「文化庁長官賞」と、栄えある賞を連続受賞します。この間、1981年に奈良県立文化会館にて個展開催し、1984年には人間国宝隅谷正峯に入門し備前伝を習うなど技を磨き。1988年に日本美術刀剣保存協会から最高位の刀匠の証である「無鑑査」認定を受けてからは、文化庁美術刀剣刀匠技術保存研修会講師、刀職技能訓練講習会講師、短刀小品展審査委員、橿原考古学研究所藤ノ木古墳出土刀剣復元委員などを務めました。1989年には東吉野村無形文化財指定、奈良県卓越技能者撰定を受けます。1993年と2013年の第61回、第62回神宮式年遷宮用の太刀と鉾を制作。1995年に刀剣製作古法「大和伝」を修得し、2005年、奈良県無形文化財保持者となられました。2010年、国宝である七支刀について、従来の定説である鍛造ではなく、鋳造によって製作されたとする説を提言し、同年には厚生労働大臣より卓越技能者(現代の名工)として表彰されました。2014年には、「新作名刀展」に出展した「國平河内守國助(くにひらかわちのかみくにすけ)」で、現在の玉鋼では不可能といわれていた古刀の特徴である地紋の「乱れ映り」の再現に完全に成功し、刀剣界の最高賞と言われる「正宗賞」(太刀・刀の部門)を受賞。太刀・刀の部門は長らく「該当なし」であり、18年ぶりの快挙でした。国平氏は乱れ映りのメカニズムを解明、ほぼ完全に再現することに成功します。これにより同年に黄綬褒章を受章しました。
本作は、1980年と1981年に「薫山賞」を連続受賞した、国平刀匠円熟期の一振りで姿が誠に美しい短刀です。地鉄は杢目肌をあらわし、刃文は、小沸出来の互の目刃にて、匂が深く、足入り砂流し金線が働きます。刃縁には沸粒が輝き、覇気があって誠に見ごたえがあります。河内国平刀匠は、「相州伝」を人間国宝:宮入昭平刀匠に学んでいます。本作はまさにそれにあたる作品で、刃中よく働き、匂い口が明るい点などから相州上工を意識したものであることが判ります。なお、平地には、柳村仙寿師が梅木を欄間透彫りしております。河内国平と仙寿という、現代刀剣界の最高峰、選り抜きの匠が作り上げた珠玉の名刀です。御家の守り刀に最も相応しい作品です。白鞘、金着二重ハバキ。

Out of stock

SKU: TA-090416

Categories: ,