Tanto [Naminohira Yasuyuki][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:TA-120220
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Satsuma(Kagoshima)・Muromachi era
Blade length(Cutting edge): 28.2cm
Curve(SORI): 0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.6cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.58cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.45cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.48cm
Habaki: One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Sujikai file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Length of Koshirae : 46 cm
Shape(Taihai): Hirazukuri, Iorimune
Jigane(Hada):Itame
Temper patterns(Hamon):
Temper patterns in the point(Bohshi):Komaru
Registration Card: Tokyo
【Additional Information】
この寸延短刀は、昭和21年に警視庁登録。上野公園東京帝室博物館、現在の東京国立博物館に保管されていた御刀です。昭和26年当時の所有者は玉利三之助氏でした。著名な刀剣コレクターであられ、現在の国宝である童子切安綱も氏が所持されていました。白鞘には本阿弥光遜の鞘書があり金子五拾枚と書かれています。
波平は薩摩国谷山郡の地名です。大和国から移住し薩摩に於いて平安から幕末まで約千年にわたり栄えました。その作風は薩摩の地が遠く隔たった地域であった為に終始一貫大和伝を打ち、地鉄は板目に柾が流れる実戦向きの直刃で一時代古く見える古風な作風を伝えています。波平安行は鎌倉後期から代々続く波平を代表する刀工です。本刀は室町前期の作と鑑せられる一口です。安行の銘は古来より、行、安、波、平と「波が平にして行くが安し」と古来から海軍の軍人さんをはじめ海運関係者に珍重されてきました。
本作体配は、刃長が九寸三分、やや大ぶりで反りが無く、重ねが薄い平造で姿が良い短刀です。表裏の樋中に八幡大菩薩の五文字と、裏に独鈷剣を彫るなどする古風な雰囲気が満載の一振です。地鉄は板目肌が流れ心で、肌がよく現れて映りが立ちます。刃文は直刃基調で匂い柔らかで小沸がついて明るく冴えます。刃中には小足、砂流しなど現れ働きます。帽子は先尖って小丸へと返ります。茎はしっかりと銘が残り状態よく錆も落ち着いて雅味があります。手にして何とも言えない雅趣を味わえる短刀です。ご覧いただいております拵もついて、内外揃って雰囲気がとても良い雅趣が豊かな逸品です。白鞘、変塗鞘短刀拵、金着一重はばき。特別保存刀剣鑑定書、参考資料コピー。
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