Tsuba [Touryusai-ha Fuujin Raijin-zu][N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
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Stock number:TU-010719
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
Country・Era: Edo era
Fuujin Raijin-zu Tsuba
鉄地 変り形 高彫 金銀絵
Length : 8.45cm
Width : 8.1cm
Thickness : 0.45cm
Weight : 171g
In paulownia wood box
【Additional Information】
東龍斉は、田中清寿文化元年(1804)に会津で生まれ、会津正阿弥一派の金工に師事して修業したものと考えられる。本邦の装剣用具の彫工として、その歴史の最後を飾った江戸金工で上手の工である。河野春明が東北遊歴の折、その門下に列し師名の明の一字を免許され、明義と改名し同人である。天保年間の三十歳後半に清寿と改名したものと思われる。また諸流の彫法を取り入れ、東龍斉風と言う気の利いた江戸前の彫技を工夫して活躍した。また清重、寿良などの師弟も多く養成し嘉永年間に法眼の位に叙されている。晩年は寿翁、寿叟法眼、古稀之龍翁などと添銘したものが多く、また自流、一格、唯一格、我一格などと特異な別号を用い、あるいは東龍斉を省略して、龍のみ切銘することもある。明治九年十二月十八日に「浮世をば今ぞはなるる無の一字」と辞世の一句を残して七十三歳で没した。本作は、鉄の良く鍛錬されたもので、鉄槌目地として風神、雷神を鋤出高彫にしている。目と風袋を金布目象嵌を施して脱落もなく、状態が良く東龍斉清寿に近い腕達者の金工師によるものであろう。
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