Wakizashi [Nobukuni][N.B.T.H.K] Juyo Token

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Stock number:WA-010317

Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Juyo Touken
Country・Era:Yamashiro(Kyoto)・ Early Muromachi period 1397

Blade length(Cutting edge): 57.8cm
Curve(SORI): 1.6cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.18cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.88cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.70cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.60cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kurijiri,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1

Shape(Taihai): Shobuzukuri,Marumune
Jigane(Hada): Itame and O-itame with Jinie
Temper patterns(Hamon): Gunome,Konotare,Choji and a.k.a Yahazu
Temper patterns in the point(Bohshi): Midarekomi
Registration Card: Aichi  1951

【Additional Information】
平成十七年十月十三日指定 第五十一回重要刀剣
信国、応永四年二月十六日
形状・菖蒲造、丸棟、身幅やや広く、鎬地を卸して鎬高く、重ね薄く、先反りやや深くつく。鍛・板目に大板目・流れ肌交じり、肌立ちごころとなり、地沸厚くつき、地景頻りに入る。刃文・矢矢筈風の刃を主調に互の目・小のたれ・丁子風の刃・尖り刃・角がかる刃など交じり、 足・葉入り、小沸よくつき、金筋入り、砂流しかかり、湯走りを交え、棟をさかんに焼き、匂口明るく冴える。 帽子乱れ込み小丸、返りを深く焼き下げてその下棟焼につづく。茎生ぶ、先浅い栗尻、鑢目勝手下がり、目釘孔一、指表茎先近く中央に大振りの二字銘があり、 裏目釘孔の下棟寄りに年紀がある。説明 信国は京鍛治の名門で、南北朝時代から室町期にかけて栄えた。初代信国は了戒系の刀工で、相州貞宗の門に学ぶと伝え、延文・康安・貞治の年紀作がある。その後も南北朝時代末期に代替わりの信国がおり、さらに室町時代初期には左衛門尉信国及び式部丞信国のいわゆる応永信国が存在する。信国各代の作風は、京物の伝統を示した直刃と貞宗風を受け継いだのたれ刃の二様が主であるが、南北朝時代末期の代替わりの信国から応永信国にかけては、上記の他に互の目主調の乱れ刃の作域を新たに見ることが出来る。
この脇指は、身幅がやや広く、鎬地を卸して鎬高く重ね薄く、先反りがやや深くついた菖蒲造の脇指姿を呈しており、鍛えは板目に大板日・ 流れ肌が交じり、地沸が厚くつき、地景が頻りに入り、刃文は矢筈風の刃を主調に互の目・小のたれ・丁子風の刃・尖り刃・角がかる刃等が交じり、足・葉が入り、小沸がよくつき、金筋・砂流しが細かにかかり、匂口が明るく冴える出来口をあらわしている。応永初期の四年の年紀を有しており、地刃及び銘振りからして、前時代の終わりから応永にかけての信国と鑑せられるものである。特に焼刃には、矢筈風の刃や互の目の連れた状が看取され、この期の信国の特色を顕現している。地刃共に頗る健全で破綻がなく、華やかな乱れを表示した同作中の優品であり、 また応永四年紀は、同派同工の研究の上で資料的にも貴重である。

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