Katana [Seto Yoshihiro] Mukansa
Out of Stock
Stock number:KA-050118
Paper(Certificate): None (This sword was exhibited at the new sword exhibition by [N.B.T.H.K.])
Country・Era:Fukuoka・Heisei era 2005
Blade length(Cutting edge): 77.5cm
Curve(SORI): 2.7cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.36cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.58cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.7cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.6cm
Habaki: One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered, Sujikaiyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai):Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Engraving: Bohi on each side
Jigane(Hada): Itame with Midare-utsuri
Temper patterns(Hamon): Choji-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Midare and Komaru
Registration Card: Fukuoka
【Additional Information】
筑前住吉廣作、現代刀の最高峰刀匠の作品をご案内します。本名は瀬戸吉廣、昭和20年福岡県生まれ。昭和46年に25歳で隅谷正峯に師事。52年 より作刀承認を受けて独立。そして業を極めるために師に再び入門します。10年以上の正峯氏とのやり取りは瀬戸刀匠を大きく飛躍させます。その後、新作名刀展に於いて寒山賞・日本美術刀剣保存協会会長賞・文化庁長官賞などの特賞を連続受賞するようになり、平成八年、極めた業をもって刀匠の最高位である無鑑査の栄誉を得ました。現在は福岡県前原市にて、一文字の再現に挑戦し続ける名匠の一人として、刀はどうあるべきかを常に念頭において、備前伝の豪壮華麗な古名刀の再現に取り組まれており、無鑑刀匠の地位を揺ぎ無いものとしております。
本作は鎌倉期の名刀を彷彿とさせる出来の一振りで、刀匠が選んだ一年で一番出来の良い御刀。言い換えれば、無鑑査刀匠の瀬戸氏が展覧会出品の為に、自身の名誉をかけ特別に鍛刀した作品であり、平成17年度、日本美術刀剣協会主催、新作刀展の出品作品(名刀展冊子所載刀)です。鍛え板目肌で良く練れて丁子刃文に沿うように乱れ映りが立ちます。刃文は明るく刃中には足と葉が盛んに働いて砂流し掛かり金線が働きます。躍動的な感があり見事な冴えを見せています。帽子はそのまま乱れ込んで先尖り心で小丸へと返ります。茎、非常に丁寧な仕上げで鑢目が整然として美しく立派な力ある鏨で銘を切り上げています。諸工作も贅を尽くして極め、刀身研磨、鞘の工作、金着せ一重太刀はばき、全てが刀身に相応しく贅沢で極上。流石に現代刀最高位の名匠が丹誠尽くし鍛刀した名刀であり、手にして感服。見る者に感銘を与えるの名誉の一振りです。魔を除け邪を払う御家の守刀、御宝刀としてもお薦めしたい御刀です。2005年新作名刀展出品作品、名刀展冊子所載品。無鑑査刀匠、瀬戸氏の作品は、通常の作品でも依頼して作るとそれなりの費用がかかります。
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