Katana [Kawachi Kunihira] Mukansa
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Stock number:KA-110119
Country・Era:Nara, Heisei era 1998
Blade length(Cutting edge): 75.0cm
Curve(SORI): 3.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.47cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.70cm
Habaki: Two parts, Gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai):Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Itame
Temper patterns(Hamon): Juka-choji
Temper patterns in the point(Bohshi): Midare turning Komaru
Registration Card: 奈良県
【Additional Information】
河内国平刀匠は、十四代河内守国助の次男として昭和16年大阪で出生しました。本名は道雄、1966年に宮入昭平氏(人間国宝)に入門し相州伝の修得します。1972年に独立し鍛刀場を設立。独立後は高松宮賞をはじめ数々の受賞を果たします。そして1984年からは、隅谷正峯(人間国宝)に入門して備前伝を習いました。国平刀匠は人間国宝の宮入昭平刀匠と隅谷正峰の両者に学ぶという探求心旺盛な人で、1987年に無鑑査認定を受けてからは、後継者の育成にも尽力して現在まで6人の弟子が独立させました。その多忙な中で、文化庁美術刀剣刀匠技術保存研修会講師、刀職技能訓練講習会講師、短刀小品展審査委員、橿原考古学研究所藤ノ木古墳出土刀剣復元委員などを務め、1989年には東吉野村無形文化財指定、奈良県重要無形文化財を受けます。河内国平刀匠は、無鑑査刀匠として余りにも有名な人気第一の名工です。河内国平刀匠は2014年見事な乱れ映りのたつ備前伝の作品で正宗賞を再受賞するなど現在でも大活躍されています。
本作は、姿腰返り強く鎌倉時代の備前福岡一文字を写したもので豪壮で堂々たる名刀です。地鉄は板目肌が練れてよく現れます。刃紋は国平刀匠が得意とする重花丁子を焼いており、その冴えた匂口と刃中の働き、華やかさは他に一歩も譲ることなく、流石の領域に達した出来栄えを呈しています。御家の守刀にもよし、会社の守刀にしても良し、河内国平刀匠の真価を遺憾なく発揮した名誉の一振であります。白鞘、金着せ二重はばき。
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