Katana [Shikkake][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-030221
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Yamato(Nara)・Nanbokucho period
Blade length(Cutting edge): 69.2cm
Curve(SORI): 2.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.87cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.72cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.45cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Length of Koshirae : about 102cm
Habaki: One parts, Gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Kiri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 3
Shape(Taihai): Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada):Itame
Temper patterns(Hamon):Suguha
Temper patterns in the point(Bohshi):Midare turning Komaru
Registration Card: Fukushima
【Additional Information】
尻懸派は、千手院・手掻・当麻・保昌とともに、大和五派と呼ばれる、平安末期、あるいはさらに以前に興ったと考えられる大和国の日本刀刀工の一派です。尻懸派は、文永頃の則長を事実上の祖として大いに繁栄した流派です。同銘数代に渡り継承され、鎌倉時代後期から南北朝時代初期にかけて活躍は目覚ましく、その後も活躍して室町期の後代にまで続いています。この派の作風は、鎬が高く、鎬幅が広い造込みで、鍛えは板目が流れごころで、刃文は直刃基調という大和物共通の特色に加えて、刃中に小互の目を連れて焼く点に特徴があります。
本作は、刃長が二尺二寸八分強で身幅、重ねは尋常。腰反りが利いた太刀姿が美しい一振です。地鉄は板目肌に杢交じり、処々流れて肌立ちごころとなり、地沸が付きます。刃文は直刃基調にやや湾れてを加え、尻懸らしく小互の目や小足が入り、匂口は明るく冴えます。更に刃中には砂流し頻りにかかり、金筋が入り働きます。帽子はやや乱れ加減になり先は掃きかけるなどして小丸へ短く返ります。本品には御写真の通りの金具が良くまとまった立派な拵が附いています。
本刀は、地刃ともにいかにも尻懸派の作らしい造り込みの一口で、同派の見所と特色を存分に示した美しい拵が付いた御刀の優品です。白鞘、青貝微塵塗鞘打刀拵、金着一重はばき、特別保存刀剣鑑定書。
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