Katana [Suou-Iwakuni-ju Seiryushi Moritoshi][N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
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Stock number:KA-030223
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Era(Jidai): Suo(Yamaguchi)・Late Edo period 1851
Blade length(Cutting edge): 69.4cm
Curve(SORI): 2.0cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.15cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.73cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.60cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: One parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Sujikaiyasuri with Keshoyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Length of Koshirae : about 100cm
Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Jigane(Hada): Ko-itame
Temper patterns(Hamon): Gunome-midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Notare then komaru round tip
Registration Card: Kanagawa
【Additional Information】
青龍子盛俊は、本名を岩本清左衛門と云い、青龍子または青龍軒と号しました。新々刀期の名工 加藤長運斎綱俊の高弟で、長州毛利家の支藩である岩国藩吉川家の抱鍛冶として槌を振るいました。綱俊の門人には運寿是一のほか多数名工がおりましたが、二代綱俊を岩国にいる盛俊に預けて修行させていたという逸話も残っており、師が盛俊を鍛刀技術は無論のこと、人柄にも厚く信頼を置いていた事が伺い知れます。慶応四月二十五日に六十六歳で歿しています。同工の作風は、師である綱俊や加藤一門同様に備前伝を得意とし、他に加藤是秀・綱秀父子にみられる互の目乱れ、稀に直刃があります。彫物も非常に上手であります。
本刀体配は、刃長が二尺二寸九分弱で、身幅は元先やや幅差付き、重ね尋常、反り深く、中切っ先が延びた、堂々とした鋭利な刀姿です。地鉄は良く練られた小板目肌に地沸が付く鍛えとなります。刃文は沸出来の互の目乱れを主として、濤瀾風の刃、丁子を交えて変化に富み、表裏で焼刃が揃って派手やかな乱れを見せております。刃縁は小沸良く付き、明るく冴えます。刃中には足が入り働きます。帽子は乱れの勢いを落として、湾れて先小丸へ返ります。茎は生ぶで、丁寧な化粧鑢がかかり、刀工銘と年紀を刻します。鉄味が頗る良くしっとりとして、上質な鋼を用いて鍛錬された事が伺えます。本作、青龍子盛俊の優刀です。特に刃文は匂口明るく整い丁寧に焼かれており、見応え十分な秀作としてご紹介致します。白鞘。金着一重はばき。朱漆塗鞘打刀拵。特別保存刀剣鑑定書。
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