Katana [Sasyuu Taira Masayosi](Shinshintou Jyoujyousaku)[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Out of Stock
Stock number:KA-040215
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
Country・Era:Satsuma(Kagoshima)・Edo era 1785
Blade length(Cutting edge): 69.4cm
Curve(SORI): 1.4cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 2.95cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.75cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.25cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: Two parts, gold and silver foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai):Chu-kissaki,Shinogizukuri,Iorimune
Jigane(Hada): Itame with Jinie and Chikei
Temper patterns(Hamon):Gunome-choji Midare
Temper patterns in the point(Bohshi): Notare,Komaru
Registration Card: Kochi
【Additional Information】
薩州住正良は二代:伊地知正良の子で、享保18年(1733)に生まれ。名は伊地知右衛門。二代正良に鍛刀の技を学び、波平伝と相州伝の鍛造を習得します。父没後三代目を継いで正良と名乗ります。天明四年(1784)に薩摩藩工に命じられ寛政元年(1789)十二月一日、奥大和守元平と時を同じくして「伯耆守」を受領し、「正良」の名を嫡男に譲り、自らは正幸(刻銘、伯耆守平朝臣正幸)と改めました。文政元年、86年の長寿で没するまで地道に鍛刀を続け、また研究熱心であった正幸は刀剣鍛練の著書をしるし、多くの弟子を教育したことで多くの功績を残しました。江戸の水心子正秀と共に並び称賛されています。彼は父祖に優る才気な技量を示し、元平ともに薩摩新々刀を代表する刀工で共に双璧と称される名工です。
本刀体配、ほぼ常寸の二尺二寸九分と十分な長さの刀で。腰反りが利く古い時代の美しい太刀姿一振りです。姿だけ見ても正良には大変珍しい作であり、さぞかし高名な武士の帯刀であったに違いない注文作品の貴重な逸品となります。地鉄は板目流れ心に地沸がついて地景が現れます。刃紋は沸出来の尖った互の目に丁子を交え匂深く荒沸が盛んについて、砂流し、金線を交え、さらに芋蔓という独特の金筋様のも現れ働きます。刃は非常に明るく冴えており、薩摩新々刀の双璧と云われた名工ぶりが見てとれます。鋩子はやや掃きかけて小丸へ返ります。茎は生ぶ。反った茎が実に雅な雰囲気です。寒山鞘書き有り。特別保存刀剣鑑定書。
本作は安永七年の鍛刀で、正良が52歳頃の円熟期の作品であり、薩州住正良の特徴と高度な技量が顕現に示された生ぶ茎、地刃共に健全な珍しい太刀姿の傑作です。
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