Katana [Bishu-Osafune Sukesada][N.B.T.H.K]Tokubetsu Hozon Token
¥ 1,400,000
Stock number:KA-080724
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K ]Tokubetsu Hozon Token
Country(Kuni)・Era(Jidai): Bizen(Okayama)・Late Muromachi period 1559
Blade length(Cutting edge): 69.6cm
Curve(SORI): 2.1cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.16cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.78cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.40cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.55cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago):Unaltered,Kattesagari file pattern
Rivet Holes(Mekugiana): 1
Shape(Taihai): Shinogizukuri, Iorimune, Chu-kissaki
Engraving: Bohi on each side
Jigane(Hada): Itame with Mokume
Temper patterns(Hamon): Ko-gunome, Ko-choji, Togariba
Temper patterns in the point(Bohshi): Sugu then Ko-Maru round tip
Registration Card: Okayama
【Additional Information】
備州長船祐定作、永禄二年八月日の年紀が入った御刀です。室町時代後期の備前長船刀工を総称して末備前と称します。長船鍛冶の中でも祐定の一派は特に名を高めて後代まで長きに渡り繁栄しました。銘鑑によれば銘文に俗名を冠している与三左衛門尉、源兵衛尉、彦兵衛尉祐定らを筆頭として二十数人挙げられています。末備前の作風は多岐にわたり腰の開いた互の目乱れから直刃に至るまで様々であり稀に皆焼の作も見られます。本作は、戦国時代の数打刀と称される束刀ではなく、銘と年紀がキッチリと刻された注文打の備前刀で、その昔は名の有る武将の御刀で有ったことが判ります。注文品は鉄質も良く、造り込みも入念作ばかりであり鍛えの優れた優品揃いです。
本刀体配は、刃長が二尺二寸九分強で、本刀の年紀が示す時代の打刀にしては長く、ほぼ常寸の刃長となり、身幅広く、重ね尋常。反りやや深く先反りが利いた力感のある立派な刀姿です。地鉄は板目肌に杢目を交えて、総体肌が良く現れる綺麗な地肌となります。刃文は匂本位の乱れ刃で、小互の目や小丁子、尖り刃など細かな乱れ、物打ち辺りから乱れの勢いを落として直調子の小乱れとなり焼刃に変化がついて面白味があります。刃中には金線、葉が盛んに働きます。切っ先は、直ぐで先小丸へ返ります。茎は生ぶで、時代の錆味が落ち着き風合いの良く、刀工銘と年紀を刻します。戦乱の世に生まれた御刀でありながら、同時期の束刀にはない魅力を兼ね備えた健全な優刀でございます。白鞘、金着せ二重はばき。特別保存刀剣鑑定書。