Tsuba [Mito Kajiwara-Kagesue Tsuba][N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
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Stock number:TU-060719
Paper(Certificate):[N.B.T.H.K] Hozon Tousougu
Country・Era: Edo era
Mito Kajiwara-Kagesue Tsuba
梶原景季図鍔 木瓜形地 鉄地鋤彫色絵
Length : 8.40cm
Width : 7.98cm
Thickness : 0.50cm
Weight : 168g
In paulownia wood box
【Additional Information】
水戸と鑑定された鍔である。水戸金工・鍔工は、江戸初期に現れた軍地与五郎、巧阿弥と名乗り同人で、この人が水戸金工群の祖となり連綿と続く。弟子に谷田部通寿、彦六と言い元禄十年(1697)に生まれ、はじめ道寿、晩年に胤寿と名乗る。はじめ軍地巧阿弥に師事し、後に出府して奈良利寿に学んだと旧本に記されている。この人は、水戸彫りの中期における功労者で、その系統は、玉川美久一派から海野美盛に至る人々と、玉川吉長から打越一派や篠崎勝国とその同門の保平から一柳友善派に及ぶものがある。本作は、良く鍛え上げられた鉄地に武者を鋤出高彫とし、顔を銀、鎧、馬を赤銅の象嵌色絵としている。この画題は、平安時代末期、源平合戦の一場面で源義経の従兄弟の佐々木四郎高綱と源頼朝の臣従、梶原源太景季が宇治川先陣を競うものである。佐々木高綱の名馬生唼(いけずき)と梶原景季の名馬麿墨(するすみ)の先陣競いはあまりにも有名である。この鍔は、谷田部通寿に近い金工の手によるものと思われ、拵に掛けると似合うものである。
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