Tantou[Seiryuken Moritoshi] [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token・[N.B.T.H.K] Yusyusaku
Out of Stock
Stock number:TA-060616
Paper(Certificate): [N.B.T.H.K] Tokubetsu Hozon Token・[N.B.T.H.K] Yusyusaku
Country・Era:Suoukoku(Yamaguchi)・Edo era 1867
Blade length(Cutting edge): 31.6cm
Curve(SORI): 0.45cm
Width at the hamachi(Moto-Haba): 3.0cm
Thickness at the Moto-Kasane: 0.6cm
Wide at the Kissaki(Saki-Haba): 2.65cm
Thickness at the Saki-Kasane: 0.5cm
Habaki: Two parts, gold foil Habaki
Sword tang(Nakago): Unaltered,Kiriyasuri file pattern
Rivet Holes(Mekugiana):1
Shape(Taihai): Kanmuriotoshi-zukuri,Iorimune
Engraving: Naginata-bi and Soe-bi on each side
Jigane(Hada): Koitame with Jinie
Temper patterns(Hamon): Gunome-midare and Hitatsura
Temper patterns in the point(Bohshi): Komaru,turning deeply
Registration Card: Hiroshima
【Additional Information】
青龍軒盛俊は、本名を岩本清左衛門と云い、青龍子、または青龍軒と号しました。加藤長運斎綱俊の門人でした。長州:毛利家の支藩である周防国岩国藩の吉川 家の抱鍛冶でした。綱俊の門人には運寿是一のほか多数名工が居りましたが、二代綱俊を岩国の盛俊に預けて修行させていたとも云われており、師が盛俊を鍛刀 の技術は無論のこと人柄にも厚く信頼を置いていた事が判ります。慶応3年の4月25日に66歳でなくなっております。その作風は、師:綱俊や加藤一門同様 に備前伝を得意とし、他に加藤是秀・綱秀父子にみられる互の目乱れ、稀に直刃があります。彫物も非常に上手でな人です。本作は慶応三丁卯春とあることか ら、青龍軒盛俊の最後の作品かもしれません。
体配は、刃長が30センチを僅かに超える、当時としては短刀として造られた冠落とし造の一振で、表裏 に薙刀樋と添樋を彫ります。地鉄は、小板目鍛えで地沸がつく強靭な鉄です。刃紋は華やかな互の目乱れで、物打ちあたりは皆焼き掛かります。匂い口冴えて明 るく小沸が美しく付きます。刃中には、砂流し、葉、細かい金線が働きます。帽子は乱れて小丸へ返り、棟の中ごろまで焼き下げます。茎は生ぶで確りとした書 体で刻銘されております。保存状態は極めて良好であり、作品の出来もよく青龍軒盛俊の有終の美を飾る代表作品であること間違えない御刀です。白鞘、金着二 重はばき、特別保存刀剣鑑定書、日本刀剣保存会優秀刀指定品。
Out of stock